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僕は君のために蝶になる(蝴蝶飛:Linger)

監督 ジョニー・トー。2008年作品。
「台湾のF4、花沢類を演じたヴィック・チョウの主演」
「恋人が幽霊となって帰ってくる、という定番の話にもトー監督らしさはしっかりアリと感じました」
「アイドル主演ですが、むしろ男性にお勧め!勿論女性にも」

[Johnnie To][Movies]

僕は君のために蝶になる - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%83%95%E3%81%AF%E5%90%9B%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E8%9D%B6%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B

(昔やっていたBlogの引っ越しに伴うコピー記事です。多少改変は加えてありますが)

原題:蝴蝶飛、Linger
公開 2008年10月25日
監督:Johnnie To ジョニー・トー
音楽:ガイ・ゼラファ
脚本:アイヴィ・ホー
上映時間:88分
出演:
ヴィック・チョウ
リー・ビンビン

★ポイント
・台湾のF4、花沢類を演じたヴィック・チョウの初主演。
・恋人が幽霊となって帰ってくる、という定番の話にもトー監督らしさはしっかりアリと感じました。
・アイドル主演ですが、むしろ男性にお勧め。勿論女性にも。ヴィックのカッコ良さだけではなく、ヨウ・ヨンにも注目して下さい。
・失ってからでは遅い事…。そういう繊細で大切な事を押しつけがましく無く丁寧に描いています。


★あらすじ
付き合い始めたばかりの恋人同士。
だが痴話喧嘩の果てに、二人は交通事故を起こし、彼氏の方はそのまま亡くなってしまう。
彼女の方は身体だけではなく、心にも傷を負い、幻覚に悩まされるようになる。
事故から三年が過ぎるが、彼女は未だに薬に頼らなくては生活出来ない。
恋人の彼氏は、彼女への最後の問いかけが未練となり、幽霊となったまま未だあの世へと旅立てず、現世の彼女と接触するのだが…。


★雑感(ネタバレ無し)
もはや香港の大巨匠か、ジョニー・トーによる切ないラブロマンス作品。
ヴィック・チョウのイメージ、というか情報からして、女性向けっぽいのかな?と予想して、どうなるのだろうと思いましたが、 見終わってみると中々泣かせてくれる作品でした。
それ程詳しいわけではないですが、見た作品がどれもこれも素晴らしいトー監督の守備範囲の広さも感じました。

割と編集がアッサリしている事もあり、時間も短めですね。
ハリウッドだったら泣かせにかかるであろうポイントでも結構サクッと切ります(笑)。
[ファイヤーライン]を見た時にも感じましたが。
ですが、陰影を使った重厚な映像もしっかりとありますので、薄味とは感じません。
相変わらず、映像の美しさは素晴らしいですね。
只、少し説明が少なめである事は否めませんので、人によってはそこが気になるかもしれません。
僕は余り気になりませんでした。
逆に、今の映画は、語り過ぎていないか?視聴者の判断を甘く見てはいないだろうか?
こういうリズムのある映画を見ていると、そういう思いも抱いたりもするのです…。


渋オヤジ俳優、尤勇(ヨウ・ヨン)の名演が光ります
彼の存在感が、男性にもお勧めしたいポイントです。 それに加えて、彼の役柄そのものがこの映画のキーの一つでもありますので。
ヴィック・チョウの事は正直よく知りませんが、アイドルだなんて括らなくてもいいのでは?影のある演技が好ましいです。少し幼い系にも見えるのですが、そこがまた役柄と合っているように思えます。


★以下ネタバレ有り★









最後に、アトンが蝶となっていくシーンですが、蝶というのは、死後の姿の象徴なのですね。
体育座りをするアトンや、親父が泣き崩れるシーン等は印象深いです。
ボートの上での陰影の使い方は「必殺シリーズ」を詩的にしたような感じで、いざ言葉にすると安易なやり方のように思えますが、中々静かに語りかけてくれる映像だと思いました。
バスケットボールをするシーンの映像もそういう感じだと…。

いいなぁと思ったのは、初めに事故現場で出会ったもう一人の幽霊が、ボートの上で旅立っていくところです。
ウルッときながら少し笑いました。人情的で、センチメンタルなんだけど、それが過ぎた印象を与えないところが好きです。
(ツボを)押さえて、(派手さを)抑えているんですよね。
だから感情を高ぶらせずに、静かに入ってくる気がしました。


★その他
最後に、いつも何かが遅すぎる、というテーマで、Fates Warningというバンドの"We Only Say Goodbye"という曲を思い出しました。 "Parallels"というアルバムより。
(蛇足になりますが)
プログレッシブ系のバンドですが、このアルバムは割合聴きやすく、そして名盤です。
RushやDream Theaterが好きな方は是非どうぞ。

”いつだって、どこかで、僕達はサヨナラを言うだけなんだ”
”どこに行くわけでもないのに、サヨナラしか言えない”
”言いたい事の全て、いやそんな事を言う時間なんて無かった”
”何もかも遅すぎるって気付いた時”
”僕らはサヨナラしか言えないんだ”

映画の中の二人も、分かりあって、素直になった最後には…。
別れの後の希望が、そしてアトンにとっては最後の…、切ない余韻を残す映画でした。

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[ 2009/12/25 10:08 ] Movies | TB(0) | CM(0)

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