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Michael Lee Firkins - Yep (2013)

Artist : Michael Lee Firkins
Album : Yep
Artist Memo : Shrapnelからデビュー。レーベルならではのハイテクニックは勿論、ブルーズやジャズをルーツとする"味"こそが持ち味。ワーミーバーを使った疑似スライドが特に注目を集めた。個人的には好きなギタリストトップ5の一人。
Release:2013 (6th Solo Album)
一言評価:近年見せたサザンロック愛の集大成。南部の音楽がブルース、ジャズ、カントリーが混ざって成立したという歴史の証明ですらある。弾きまくり度は昔からすれば低めだが、ちょっとだけフラッシー。
Michael Lee Firkins2013年の6thアルバム。前作で見せたサザンロックへのアプローチをさらに進め、バンドメンバーにGov't Muleのリズムセクションを迎えた歌モノである。前作にはまだフュージョン的な(都会的と言い換えても良い)ところがあったが、今作では泥臭さが際立つ。近年彼のトレードマークと言えるようになった、テレキャスターにリゾネーターを合体させたオリジナルギターによるスライドギターが全編を覆う。

彼の個性の一つであるカントリーロック的な曲も数曲あるが、これもひたすら重心の低い演奏だ。Chuck Leavellのオルガンから南部の香りが届く。個人的にはこのアルバムのキープレイヤーになるだろうと予感していたが、ミックスと関係か、あまり目立って聞こえないのが残念だった。プレイそのものは堅実でさすが。
楽曲はこれといってフックも無いが、熟練のミュージシャンの粘り腰は聞きごたえがある。Michaelのボーカルはいかにも南部のロッカーという感じでWarren Haynesや近年のSteve Lukatherなんかに近い、良くも悪くも味で勝負する感じである。歌いっぷりは中々悪くない
ジャジーな要素を含むソロは少しだけある。確かに単純な楽曲が多いが、微妙で繊細な変化の中、必要とされるところに相応しいスタイルを自然に置いてくる感じが良い。

音質はやはりそれなりというところ。Chuck Leavellの演奏があまりよく聞こえないのが残念だが、もともとMichaelのバッキングはキーボードを必要としないスタイルとして発展してきた印象もあるので、絡みとしては今後がさらに楽しみである。全体的には近年目立つスライドギターによるバッキングが素晴らしい。指でつまむように、もしくは引っ掛けるように弾くタッチが増えたのが目立つと言えばそうかもしれない。クリーントーンの美しさ、使い方の巧さは相変わらず素晴らしい。ロングトーンを使ってもいわゆる「泣きのギター」という響きは全く無いので、むしろそのあたりの言葉にしにくい領域に伝統性を感じてしまう。

演奏としては、やはりギター弾きまくりのカントリーロック、#4のStanding Ovationが白眉か。長いギターソロの中で様々なアイディアを披露する。これだけでも元を取ったと思える。やはり超天才ギタリストである。

今後はどうなるのだろうか。
次のアルバムも同じ方向性だと更にファン層が限定されるような気もするが、アメリカで活動するだけならこの路線が良いのかもしれない。アメリカ音楽の体現であるとは感じる。あまり情報は伝わってこないが、最近は色々とライブを行って、アメリカ各地や時々ヨーロッパも回っているようだ。盟友Jason BeckerのNot Dead Yetもあった。ところで彼はFacebookもやっているのだが、なんか頑固な南部親父という感じでちょっと面白かったのでファンの方は見てもいいかもしれない。

Michael Lee Firkins – Guitar, Vocals
Matt Abts – Drums (Gov’t Mule)
Andy Hess – Bass (Gov’t Mule)
Chuck Leavell – Keyboards (The Allman Brothers Band, The Rolling Stones)
Michael Bland – Drums (Prince, Paul Westerberg)


Magnatude Records 22 October 2013

1.Golden Oldie Jam
この曲は確か本人がネットのMy Spaceかどこかで公開していたような気がする。演奏は新たなものだろう。

2.Cajun Boogie
Michaelのアルバムによくあるブギーと思わせるが、演奏者が違うのでやたらと重い。このギターソロは昔からのスタイルだなぁ。

3.No More Angry Man
これも以前公開されていたもの。演奏は違うと思われる。

4.Standing Ovation
重々しくて早いカントリーロック。圧倒的な弾きまくり。指を併用した微妙なニュアンスに悶絶。

5.Long Day
乾いたギターの音色が印象的なバラード。

6.Wearin’ Black
オルガンとの絡みがサイケデリック。

7.Out Of Season
カントリー的なバッキングが印象的なスローチューン。スライドギターが素晴らしい。

8.Take Me Back
カントリーロックだがこれも重い。

9.Last Call
70年代初頭にはこういうアメリカバンドがたくさんいたなぁと思わせてくれる。スローでヘヴィな懐かしい南部っぽいファンク。

10.No More Angry Man (Part 2)
何故かMLF本人がドラムを叩いている。単純だがファンク寄りのアレンジ。

11.The Cane
Badlandsの2ndアルバムを思い出した。歌に奇妙なエフェクトがかかった(特定の何かではなくイメージとして色々と思い出しますよね?)古き良きブルーズロック。
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[ 2014/12/11 22:00 ] M/Michael Lee Firkins | TB(0) | CM(0)

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