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Andy Westのブログより――最初期Dixie Dregs再集結?

Dixie Dregsのベーシストであり、Steve Morseの盟友でもあるAndy Westが久しぶりにブログを更新しました。
いつもながら自信のない語学力で紹介します。誤訳の訂正などは喜んで受け付けております。

Dregs 2017…40 years from Free Fall

前回のブログが、2016年4月の更新なので、ずいぶんと久しぶりですね。
Anderson Ponty Band (Tucson)

以下↓がその抄訳になります。
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[ 2017/02/03 22:00 ] M/SteveMorse | TB(0) | CM(0)

「吉野朔実劇場原画展」、「flowersフェスティバル(原画展)」

★吉野朔実の訃報の後、彼女の原画を見る機会が二度あった。
一つは池袋ジュンク堂地下1Fにて行われている吉野朔実劇場の原画展(7月~8月)。
もう一つは直接吉野朔実に関係しているわけではないが、小学館の雑誌「flowers」の創刊15年記念イベントとしての原画展「flowersフェスティバル」(7/16,17の二日間)。

★前者の池袋の展示は、本屋の壁の一面を使った小規模なものだが、「本の雑誌」社の愛情が感じられてよかった。この短期間で準備を済ませてくれたことは関係者にとっては本当に辛いことだったろうが、僕を含めて読者の気持ちの整理になったと思う。
鉛筆の線も見えたけれど、サインペン(!)も使われた描かれた画風はラフでありながら的確で、2ページ、4ページの短い話でもうまく構成されているんだなぁと改めて感心した。トーン指定は結構ラフ。こういう画風でも本人の表現したいことを描けるのが、感性とはまた別の彼女の実力だったんだなぁと。とはいえ、脱力系のイラストの中に、テーマによってはところどころ気合の入ったキャラクターの絵などが覗くあたりにグッとくる。エキセントリクスの冒頭に通じる「右手と左手(これは漫画ではなく原稿用紙に筆ペン(かな?)で書かれている)」では味わい深い直筆原稿も。

★後者はflowersの作品が多く出展していて、岩本ナオ、田村由美、西炯子、小玉ユキ、赤石路代、波津彬子といった作家に並んで、萩尾望都が最大の注目を集めていたようだった(うまい具合に?蛍光灯の光があたる場所で残念…)。そもそもFlowersの創刊号は吉野朔実が表紙を描いていて、彼女は当時この雑誌の目玉だった(らしい)。
こちらに吉野朔実の原画は、五点(カラー四点)。もちろん15周年記念なので、それ以前の作品のものはないが、どれも見ごたえがあった。それから田村由美のビーズなどの工夫をこらしたアナログ、岩本ナオの壮大なスケール感、萩尾望都のポーの原画(2016年版!)など、ほかの作家の原画を見る機会としても貴重だった。複製原画には今のところさほど興味がないのだけれど、ポストカードは少し悩んだ末買わなかった。萩尾望都のポストカードくらいは買えばよかったのかもしれない。


★Flowersのほうで特筆すべき点としては、さすがにフラッシュは禁止とはいえ、写真撮影が自由だったこと。多くの人がじーっと眺めた後に、何枚も何枚も写真を撮っていた。
原画の美しさだけで成功と満足は確約されたようなものだが、ただ不満点はいくつかあり、ケースの中で原画が二段になっていたので、下段の原画を見るために腰を折らなければならないのは少し辛かったこと、角度が地面に水平なので、天井の蛍光灯がケースに反射してしまう(これは管理の都合上、意図的なものかもしれない)こと、原画がケースの中でずり落ちそうになっていたこと、デジタルの作家についてはあえて展示する必要があるのかという疑問など(その人の作品は好きだけれど)。
二日間だけの展示だったので、撮影も許可されたのか、その理由はよくわからないが、なんにせよこちらも全国をまわる価値がありそうだった。


★池袋で原画を見ている時に、僕の中ではじめて吉野朔実という人の存在を身近に感じた。
実をいうと一度だけ映画のゲスト解説をしている姿を5mほどの距離で実際に見ているので、その時にもう少し実感を覚えてもよかったのだが、それとは比較にならないほど、今回の原稿には作家の生きた証を見た思い。「あ、本当に生きていた人なんだな」という。しかしその幽かな感覚もつかむ前に霧散してしまったようだったが、同時に彼女の死を受け入れることが出来たような気がする。気付くのはいつも遅すぎる。


★Flowersのほうで展示されていた原稿は以下の通り。
・今のところ遺作になった思われる「いつか緑の花束に」のカラー
・「いつか緑の花束に」の本編原稿。
・その一つ前の短編「Mother」のカラー。
・「記憶の技法」のカラー。
・「記憶の技法」というかFlowers創刊号の表紙カラー。

原画展 展示作家
萩尾望都、吉田秋生、田村由美、西炯子、渡辺多恵子、岩本ナオ、さいとうちほ、小玉ユキ、赤石路代、波津彬子、渡瀬悠宇、絹田村子、穂積、吉村明美、秋里和国、水城せとな、吉野朔実


★吉野朔実原画展で展示されている原稿は以下の通り。
いちいちお手元の単行本をチェックせずともオールインワンの「吉野朔実は本が大好き」があればすぐに全部比較できます(マワシモノ)。
ジュンク堂でも売っています。単体でも売っています。ぜひどうぞ(マワシモノ)。

お父さんは時代小説が大好き
咳をしても一人
いまさらアンドロイドが電気羊の夢を見るか?
狂気なおともだち

お母さんは赤毛のアンが大好き」からは(多分)無し。

弟の家には本棚がない
爵位を持つ人々
三者三様

犬は本よりも電信柱が好き
癒さない系
ワトスン君のいぬ

本を読む兄、読まぬ兄
迷へる魂

右手と左手

神様は本を読まない
死ねばいいのに
読みなおしてみる

悪魔が本とやってくる
何も語ってはならぬ
いつか猫を飼う日まで
逃げる

天使は本棚に住んでいる
パペットなのに本物の馬でした
可愛い怪物達



★あまり関係はないのだが、この件以来、永野護のファイブスター物語を読むと泣いてしまう。
長大な年代記とともに進行するこの物語は、亡くなった過去の人たちへの回想の話でもある。

バランシェが死んだ頃は大変だった
……
2989年クローム・バランシェは死んじゃった…って…
この事実を数年かかって自分なりに納得したみたいなんだ
バランシェが生きていた頃より彼らはバランシェとの思い出をたいせつにしているんだね…
ぼくは今 その想いを見つめている
悔いを残しながらいなくなっていったミラージュの騎士たち
この城に残る彼らの想いが 少しずつ うすれていくのを感じる
散っていった想いや 精神のかけらは あるものは土の中に あるものは空気の中に
やがては この星と共に宇宙へと溶け込んでいくのだろうね
人の何倍もの年月を生きてきた僕はこれから先もずっと
知り合ったたくさんの人々が先にゆくのを見ていくんだろうか…
だから いつも 僕はこうやって 空を見ているのかもしれない



本の雑誌の清原なつのの言葉を思い出す。
どこにでもいるのだけれど、もう彼女の漫画は読めないのだな。
[ 2016/08/07 23:00 ] Comics/吉野朔実 | TB(0) | CM(0)

江利川春雄 - 「英語と日本軍 - 知られざる外国語教育史」 (2016)

著者:江利川春雄 Erikawa Haruo
タイトル: 「英語と日本軍 - 知られざる外国語教育史
発行: 2016 (NHK Books 1238)

日本では近年、ネットユーザーを中心に海外のニュースを確認する必要性が唱えられている。それは既存のメディアへの不信感もあるだろうし、それ以上に単純な話として、海外の情報を素早く収集するには、日本語化を待っていられないということもあるだろう。
とすると基本的には英語のニュースサイトを当たるわけだが、すぐに出来るというわけではない(BBC等には日本版があるが)。現在、日本では中学校で三年、高校で三年、英語の授業が実施されているのにも関わらず。
聞くところによると、更に小学校での英語の授業も開始される可能性があるとかないとかで、もし本当にそうなれば教員の対応はどうなるのだろう、とか他の授業はどうなるのだろうと思ってしまう。本当に国にその準備ができているのだろうか。
僕の外国語勉強はあくまで趣味の範囲だが(英語なんて受験以来忘れていく一方ではあるし)、現実的な語学教育について考えるためにも、まずは日本の語学教育の歴史について知ることも肝心だ。

とはいっても本書では、一般の学校関係者の証言ではなく、明治維新から第二次世界大戦までの、特に陸軍海軍の教育を中心にその流れを追う。内容は豊富な資料に裏付けられており、多くの人に新しい印象を提供するだろう。個人的にそれは、意外に日本の教育は進んでいたんだな、というもので、その進歩を自ら捨て去ってしまったような過去からは色々と思うところがあった。

↓以下追記。
[ 2016/08/03 06:00 ] Books | TB(0) | CM(0)

トリプル9 裏切りのコード (2016)

原題:Triple 9
監督:John Hillcoat
音楽:Atticus Ross
脚本:Matt Cook
上映時間:115分
出演:Casey Affleck, Chiwetel Ejiofor, Anthony Mackie, Aaron Paul, Norman Reedus, Woody Harrelson and Kate Winslet


暴力と銃弾が支配する社会では人の命はとてつもなく軽い。飛び交う銃弾の前に個々の人生の差異は限りなく小さいが、しかしそれでも個人はその暴力的な社会で自分だけの生を足掻き続けるしかない。
現代のオールスターキャストを使いながら、あえて個々の華やかさを出来る限り押さえつけられて演出されているが、それだけにどこを見ても、たとえ矮小であっても生きようとする反発的な情念のようなものが画面に漂っている。クライムムービー、警察ドラマとしてはオールタイムベストに挙げてもおかしくないほどの出来栄えだった

舞台はアメリカ、ジョージア州アトランタ。そこでは警察官はただ腐敗しているだけでなく、ギャングと手を組み、実際にギャングと行動を共にする者まで現れていた。この映画で登場人物の善悪を決定することに意味はない。殺人課の警官はギャングで、ギャングは中毒になった元警官で、最後の最後まで何を信じていいのかわからない。失敗すれば死ぬし、失敗しなくても死ぬという理不尽さだけが繰り返し立ち上ってくる。

タイトルの「トリプル9(999)」とは、警察の通信コードで、「警官が倒れた。全員現場に急行せよ」を意味する。その場合、しばらくの間警察の関心がそちらに全集中するため、その隙をついて国土安全保障省の施設を襲う、というのが本作のクライマックス。ちなみに本編では「ナイン・ナイン・ナイン」とも一度だけ言っていた。

メインキャラクターを一人に限定出来ないが、まず強盗グループはマイケル、マーカス、フランコ、ラッセル、ゲイブの五人、警察からジェフとクリスの伯父と甥、マフィアからイリーナと、これだけの主要メンバーが目まぐるしく動き回り、それぞれが裏と表の顔を使い分け、観客にとっては一瞬たりとも油断できない超ハイスピードの展開がとても新鮮。キャラクターは多いが、それでいて二時間を切る長さ。アッティカス・ロス(Atticus Ross)によるエレクトロニック系のダークな音楽も、無線のノイズっぽい音を活用しているところなどが非常に効果的。


以下多少のネタバレあり。
[ 2016/07/06 00:00 ] Movies | TB(0) | CM(0)

中野雄 - 指揮者の役割 ヨーロッパ三大オーケストラ物語 (2011)

著者:中野雄(Nakano Takeshi)
タイトル:指揮者の役割 ヨーロッパ三大オーケストラ物語
発行:2011(新潮選書)


指揮者とはどういう人達だろう。
クラシック音楽をふだんあまり聞かない人であっても一度くらいは思ったことがあるだろう。大げさな身振りと表情がカリカチュアの対象になっていたことは本書でも触れられているが、実際のところ指揮者は何をやっているのかどういう事を考えているのか周囲(オーケストラ団員)からどう思われているのか、それを理解するには中々の良書だと思った。

本書では、指揮者や音楽家の具体的な技術にはあまり触れられていない。つまり指揮者がこういう動きをしたらオーケストラはそこからどういう意味を読み取るのか、というような話はほとんどない。むしろ百人を超えるメンバーを束ねる指揮者とはどういう人物であるのか、オーケストラの団員は、それぞれの指揮者に対してどういう感情を抱いているのかということを、実際の発言やインタビューをもとに、時にはオフレコのネタも挟みながら、うまくまとめている。同時にコンサートマスターや、楽団の運営という点にも踏み込むので、書名通りの”指揮者の役割”のみならず、オーケストラが一般に集団としてどう動いているかを理解することも出来るのではないか。

著者は、ケンウッドなどで音楽プロデューサーを務めていたが、その前には、銀行勤務などでヨーロッパに滞在した経験を持ち、60年代のヨーロッパの生のオーケストラを実際に体験している。多くの日本人がもはや知り得ない巨匠の生の演奏を語る言葉は貴重。

以下追記↓。
[ 2016/06/22 00:30 ] Books/音楽 | TB(0) | CM(0)







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